名古屋市のお客様からフランス製輸入サッシの雨漏れ対策をしたいというご相談を頂きました。
サッシは、ラペレ(LAPEYRE)製の木製窓です。(以前、こちらのサッシをサンゴバン(Saint-Gobain)製と記述しておりましたが、サンゴバンはガラスメーカーでした。訂正させて頂きます)
今まで北米や北欧の輸入サッシの施工やメンテナンスを行ってきましたが、フランスのサッシにはお目に掛かったことがありませんでした。
お話を伺ってみると、水抜きの穴がよく詰まってしまい、それが原因で雨が室内へ溢れ出てくるらしいのです。ただ、私が考える限りでは、それだけではないような気もします。
それは、サッシが内開きであることと、窓枠と建具(障子)との間に出来る隙間をなくす役割を果たすウェザーストリップ(気密パッキン材)が劣化してその機能を十分果たせなくなったからかも知れません。
内開きの場合は、ドアストップ材は窓の屋外側に付きますから、形状的に雨を外に押し返すということは出来ません。つまり、雨や風を室内側に引き入れてしまうリスクが高くなるという訳です。
それを阻止するのが、ウェザーストリップなんですが、それらには寿命があって定期的に交換が必要な消耗品です。まだ、写真だけで実際のサッシを確認した訳ではありませんから、はっきり断言は出来ませんが、恐らく私の想定はある程度正しいのではないかと思います。
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