尾張旭市のお客様のおうちで施工させて頂いていたメンテナンス工事が本日完了しました。
単なる塗り替え工事であれば、恐らく12月中旬には終わっていたと思いますが、将来的なことをいろいろ考えながらの仕事となるとどうしても時間が掛かってしまいます。
新築当初は、シダー(米杉)製サイディングは防水機能がないキシラデコールが塗装してあっただけですし、カルチャードブリックも透水性のある状態のままでした。
ですから、バルコニーの壁に張ってあったサイディングの板は、割れて脱落していましたし、スライスブリックにはヒビが入って壁の中に水が入っているリスクもありました。
そこで、木のサイディングには、呼吸作用を阻害しない木部専用のカナダ製防水塗料を塗りましたし、ブリックタイルにはヒビに対しても浸透性のある防水塗料を吹き付けで施工しました
また、今回はマーヴィン(Marvin)の全てのペアガラスの周囲も防水処理を施しましたから、雨漏れによるガラスの内部結露や木枠の腐食もリスクを軽減出来たと思います。
それから、今回は欠損した塩ビの雨樋を外して、焼き付け塗装されたアルミ製のものに交換しましたから、劣化によるトラブルも起こりにくいと思います。
家に使われている資材は、それぞれの家で違います。それに合わせて材料を適切に選択し、材料が生きるように丁寧に施工を行うことがメンテナンス工事では大切だと思います。
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