千葉のお客様からシングルハングサッシのペアガラスが錆びてきたのと、バランサーがおかしいので調達したいというご相談を頂きました。
サッシは、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシ。
湯気などの水分が多い浴室に取り付けられている窓ですから、ペアガラスの内部結露やバランサーの寿命が早いのは必然と言えます。
お風呂の後には換気をしたり、窓周りに付いた水気を雑巾等で拭き取ったりすればいいのでしょうが、余程几帳面な人でないと毎日は出来ませんから、10年程度で不具合が出始めるかも知れません。
今回は、修理を行う為のペアガラスやバランサーを調達して、交換等はお客様ご自身でやられるそうです。ご自分で何でもやってみるというのはいいことですが、初めて挑戦するという場合は、道具や知識がない状況でちょっと無謀かも知れません。
ガラスやバランサーを調達するには、一旦それらを窓から外すなどして、寸法や形状などを細かく調べる必要があります。普通のサッシ屋さんでもやったことがないと二の足を踏むのに、素人のお客様が窓を破損させずに作業が出来るかどうかは疑問です。
特に押縁と呼ばれるガラス押えは、樹脂で出来た繊細な部材ですから、劣化して硬化していれば、作業中に割ってしまう可能性もあります。
そうなると、不具合部材以外に押縁材も新たに調達する必要がありますし、不具合箇所がそれ以外にもあれば、交換途中で作業がストップしてしまうことも考えられます。
お金が惜しいのは分かりますが、慣れないことをやって失敗すれば更に費用と手間が掛かりますから、どっちが合理的なのかは一考する必要があると思います。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。