埼玉のお客様からピーチツリー(PeachTree)製輸入ドアのドアヒンジ(蝶番)を調達したいというご相談を頂きました。
つい2日程前に同社のヒンジについて書かせて頂いたばかりですが、このヒンジの交換時期のタイミングなのかも知れません。
ピーチツリーのドアは、1990年代の輸入住宅ブームの際多くの新築で採用されていましたが、2000年代になってそのブームが去るとこの会社自体もなくなってしまいました。
倒産したのは仕方ないことですが、この会社のドアに使われていた部品類は、他のドア部品とは全く違うものであった為、純正品だけでなく互換部品も手に入れることが難しい状態となってしまいました。
ドアヒンジ自体は、ある程度耐久性がある部材ですから、10年程度では交換することもなく、皆さん普通にドアをお使い頂いていたと思いますが、20年を越えてくると消耗が激しくなって、劣化に気付くようになったのかも知れません。
今回お送り頂いた写真でも、表面に塗られた塗装が剥がれてきていますし、蝶番同士が擦れて摩耗した感じになってきています。
蝶番が摩耗すれば、ドアは重みで下へ下がっていきますから、ドア下のボトムシルにもドアが当たってきて、開閉が重くなるだけでなく、鍵も掛けづらくなるといった不都合が生じます。
それらを放置しておけば、ドアヒンジだけでなく、ドアそのものや鍵やハンドル・レバーといったものまでどんどん破損していきます。私たちでもなかなか手に入れることが難しい資材ですが、今後の為に何とか調達出来るようルートを確保したいと思います。
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