清須市のお客様の外壁防水工事を行った際に使用した窓下の防水材を紹介しましょう。
実際に窓の装着した様子は、少し前のブログ記事に写真で掲載しましたが、材料単体でお見せするのは今回が初めてです。
この透明な防水材は、薄くて柔軟性のある樹脂で出来ています。ですから、下地の状態を確認しながら取付けが出来るという特徴を持っています。
屋根や外壁の雨漏れは上から下へと流れてきますが、その水がこの窓下に溜まってしまい、長い間に構造材の木までも腐らせてしまうというトラブルがしばしばあります。
そうならない為には、窓下を含めて窓の周囲を何らか防水する必要がありますが、多くの場合外壁面に接している部分だけしか防水工事を行いません。
それだと、サッシが載っている窓台部分に雨が溜まるということには全く対応出来ないということになり、知らぬうちに構造体が腐ってしまうことになります。
この素材は、窓台だけでなく窓の両側面も一体成型で製造されていますから、側面から流れてきた水も窓下へ落ちることはありません。(なお、窓の側面も防水処理をしておく必要はありますよ)
また、窓下に溜まった水が室内側へ流れないように、室内側のエッジ部分に数ミリの立ち上がりを付けてあり、これが水返しとして機能します。
そうした水は、屋外側へと自然に流れていくのですが、窓下の正面部分までこの防水カバーが覆っていますから、あとは防水シートのウェザーメイトプラスの上を伝って地面へと落ちていくという仕組みです。
また、窓の幅に合わせてこの材料は調整が出来るようになっていますから、どんな幅の窓開口でも装着することは可能です。
コストや施工の手間が掛かるということで、日本ではなかなかここまでやる住宅メーカーはないでしょうが、やっておけば雨漏れで一番の弱点となる窓開口を心配する必要がなくなります。新築やリフォームで採用するので是非調達したいという方は、ご相談下さい。
<関連記事>: 屋根や外壁からの雨漏れでも窓は大丈夫 (2022年6月8日)
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