今年の春は、大気汚染対策?

今年の春は、大気汚染対策?

最近、ニュースを賑わせているのが、中国の凄まじい大気汚染。でも、日本の昭和40年代なんかも四日市ぜんそくなどの病気が蔓延するくらい酷かった。(写真を見ると、昔の日本そのものですよね)

まあ、中国も後追いしているだけと言えば、それまでなんだが・・・。

そうは言っても、今の日本人がひ弱になってしまったせいか、花粉症やアレルギーぜんそく、化学物質過敏症、インフルエンザなど、空気に関する疾患を多く抱える国民になってしまいました。つまり、お隣の問題だからと言って、放ってはおけない状態になっている。

今回の大気汚染は、直径2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の微粒子状物質が、肺の奥や血管まで侵入しぜんそくや気管支炎、肺ガン、心臓疾患などの健康被害を引き起こすPM2.5問題が取り沙汰されている。

これは、工場で燃やされる石炭・石油の排気が浄化しきれていないこと、大量に増えた中国の自動車には厳しい環境基準が設定されていないこと、などが原因として挙げられるらしいが、それに加えて、温暖化で砂漠化が進行し、黄砂の飛散が大量になっていることが追い打ちを掛けている。

その上、今春のスギ花粉の飛散量が、昨年よりも相当に増えるという予想だから、虚弱体質の日本人には堪ったもんじゃない。こうしたことが呼び水となって、新たに病気を発症してしまう人も増えるだろう。

そういうことに敏感な人たちは、外気を室内に入れないようにする為に、高気密化した家を望むであろう。また、空気の清浄機能のある24時間換気システムの付いた全館空調を採用するかも知れない。

今回のことは、そういうことに対する要望が、増大するきっかけになる気がして仕方がないのだが、人間の技術というものは浅はかだということを心しておいて欲しい。

全てを室内で解決出来ればいいが、それは対処療法のごく一部でしかない。家族全員が外へ出ないで暮らすなどということは、不可能なことなのだ。まずは、そんな環境でもたくましく生きられる体を作る必要があるのではないか。

その上で問題を低減出来るように、中国に対して日本の環境技術を輸出・協力をしていくことが、原因療法であり、友好関係の強化にもつながると思います。

(他国に文句ばかり言ってても仕方ないですから・・・)

勿論、どうしても家の機能に頼らざるを得ないという深刻な人には、全館冷暖房システムは不可欠かも知れません。そういう人は、無理しないで私たち専門家にご相談下さいね。

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