木は動くからなぁ~

木は動くからなぁ~

豊田市のお客様から木製の輸入玄関ドアの木の調子がおかしいというご相談を頂きました。

輸入ドアは、シンプソン(Simpson)製のダブルサイドライト付きのトリプルドア。

結構豪華な木製ドアですが、框のつなぎ目が開いてきて、そこから雨が中へと入り込んで木を腐らせている感じです。

実はこのドアは、4年前に塗装の塗替えを行っていて、その時はすごくきれいなドアに生まれ変わっていました。それが今回こんなことになってしまい、少々ショックを受けています。

こうなった原因は、新築時の塗装が木の呼吸を止める油性の塗料であったことだと思います。木が呼吸出来ませんから、どうにかして呼吸をしようと塗膜を破ったり、動いたりするのです。

ただ、そういう塗料を一旦塗ってしまうと、その塗料を完全に剥がすことは出来ませんから、その上からまた塗装をする以外方法はありません。その為、またドアが塗膜を破ったり動いたりして隙間が生じ、また雨が入ってしまうという悪循環に陥ります。

一度ドアメーカーにも相談してみますが、ドアが南向きで玄関のヒサシが短く雨が常に当たるという設計上の問題は解決出来ませんから、ドアを一度分解するなどして塗装の完全除去やドアの組み直し等を考えるべきかも知れませんね。

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