これは、ハンドルが壊れたのではありません

これは、ハンドルが壊れたのではありません

瀬戸市のお客様の輸入住宅に取り付けられたマーヴィン(Marvin)製のボウウィンドウ(弓なり形状の5連窓)。

5つ並んでいるケースメントサッシのうちの1つが、開けられなくなっていました。

勿論、他の窓も不具合があってメンテナンスが必要なんですが、全く開けられないという状態なのは、この1つだけ。

ご覧のように、クランクハンドルが台座カバーの部分から外れてきています。この場合、多くのお客様はハンドルが破損したと思われるようですが、そうではありません。

オペレーターと呼ばれる開閉金物の一部である回転軸が折れて、ハンドルと一緒に抜けてきた状態なのです。つまり、この場合はオペレーターの交換をしないと直らないということです。

ただ、回転軸は鉄の鋳物で出来ていますから、強い力が瞬間的に掛からないと折れることはありませんから、サッシの開閉に引っ掛かりがあったり、建具の位置(建て起こし)がおかしかったりしている可能性が高いと思います。

こういう場合は、オペレーターの交換は元より、ウィンドウヒンジの交換や調整をしたり、窓に溜まった汚れやゴミを除去したり、スムースに建具が動くように調整したりすることが必要です。

また、建具の木部には水染みのようなものが見受けられますから、外部のガラスの周囲に防水処理を施すことやティンバーケアでの木部防水塗装も忘れてはいけません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。