ゴールデンウイーク明けに取り換え施工を予定しているサッシの建具の準備を着々と進めております。
サッシは、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド・ケースメントサッシとスライディング・パティオドア。
木部が腐ってしまった箇所が複数ありますから、交換する建具もたくさんです。
通常ゴールデンウイークは、数日間はお休みを頂くのですが、今年は何故か毎日会社で仕事をしています。こうやってPCに向かってブログ記事を書かせて頂くには、お休みは持って来いなんですが、日頃なかなかじっくりやれない塗装や防水処理の仕事もこの機会にやっています。
普通は、輸入したままの状態でおうちに取り付けて、後からニスなどを使って塗装するんでしょうが、それだと細かな処まで気遣いが出来ません。私たちは、建具に付いている金物類を全て外した状態にしてから、塗装作業を開始します。
そうすることで、金物で隠れてしまう木部まで防水塗装を行うことが出来るのです。また、塗装する前に、木部はサンドペーパーを当てて表面の毛羽立ちを取り除きます。そうすることで、木部の塗装が滑らかになり、塗料の定着もよくなります。
木部塗装は最低2回。塗料の載りが悪い場合は、更にもう1回塗装します。また、事前塗装の場合は、塗り残しのチェックも十分出来ますから、塗装の精度も上がります。木部が乾いたら、裏返して屋外側のガラスの周囲を防水処理します。
通常、サッシの雨漏れによる木部の腐りやペアガラスの内部結露は、こうした場所の防水不良が原因ですから、私たち ホームメイドはメーカーの処理に加えて更に自社でも処理します。(アメリカ人による製造時の処理は、結構雑ですからね)
最後に、マスキングテープによる養生を外してから、金物類を再度装着して完了となります。輸入したまま現場に持ち込む業者さんと私たちと、どちらが手間暇掛けているかは皆さんもお分かりですよね。
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