横浜のお客様からメーカー不明のスウェーデン製のテラスドアに付いているペアガラスが割れたので、修理をしたいというご相談を頂きました。
おうちに付いている玄関ドアなどは、スウェドアの表示があるようですが、バルコニー等のテラスドアに関してはメーカーが分からないとのことでした。
頂いたいくつかの写真には、スウェーデンのサッシに付けられているロック金物が写っていましたから、スウェーデンのどこかのメーカーで製造されたものだと思います。
このドアは、ペアガラスが装着されたドアの外側にもう1枚強化ガラスが付いたドアがセットになっているようです。二重ドアにすることでガラスは3枚になりますから、寒いスウェーデンでは断熱性能のアップに役立つ構造になっているのです。
またドアとドアの間には目隠しのブラインドも挿入されているようですから、擦りガラス(型ガラス)でなくても、プライバシーを確保出来るデザインです。
木製のドアに装着されたペアガラスを交換して欲しいということですから、まずはペアガラスがどうやってドアに固定されているかを確認する必要があります。
ドアの框ごと全部分解しないとガラスが外せないという大げさな構造ではないと思いますが、もう少しガラスの周囲を拡大した写真を見ないとはっきりしたことは言えません。
ただ、今まで見てきたスウェーデン製のドアやサッシから考えると、ガラスの周囲に押し縁と呼ばれる固定用の枠材が回してあるのではないかと思います。新築から30年近く経っているドアですから、そうした材料も脆くなって下手をすると破損させてしまう恐れもあります。
ガラスの採寸調査や実際の交換作業の際は、弱い押し縁を外さないと作業は出来ませんから、いくつか必要となる工具や材料を予め準備して、万全の体制で臨まないといけませんね。それから、木製ドアの防水塗装やペアガラスの防水処理も忘れずに実施しないといけません。
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