交換部材は手に入ると思います

交換部材は手に入ると思います

京都のお客様からアルメトコ(Almetco)社製スライディング・パティオドアのハンドルロックが破損したので、交換品が欲しいというご相談を頂きました。

何でもロックする為の鍵爪を出し入れするのに必要なバネが破損してしまい、うまく機能しなくなったとのことでした。

アルメトコ自体既に会社はなく、このデザインのハンドルセットも製造がなされていない状況のようですが、取付け寸法や機能を同じくするものが北米ではいくつか販売されています。

一般的な輸入掃出しサッシの場合、ロックケースと呼ばれる金物はドアのフレーム内に納まっているものですが、こちらのものは室内側のハンドルの中に内蔵されたタイプとなっています。つまり、鍵自体は室内に存在する為、外から触ることが難しいと言えます。

また鍵爪の上にはカンヌキの突起が出ていますから、ドアを持ち上げるなどして外すことが出来ないようにもなっています。こうしたデザインや工夫は、全て防犯を意識した為のものだと思いますが、なかなか面白い発想なのではないでしょうか。

20年前に建てた輸入住宅に施工されたサッシですが、部品が破損しても今でも交換部材が手に入るということを日本の窓メーカーでも見習って頂きたいものですね。

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