福岡県のお客様の処に伺い、サーティンティード(CertainTeed)社のケースメントサッシのメンテナンスを行ってきました。
以前、マルチポイント・ロックのロックレバーが取れてしまったという記事を書かせて頂きましたが、やはりレバーだけが壊れたのではなくロックも掛かったまま解除出来なくなっていました。
マルチポイント・ロックは、窓枠と建具とが密着するように鍵を掛けられる仕組みですから、隙間が全くありません。
ですから、素人のお客様がご自身で鍵を開けるということは、ほぼ不可能な状態でした。鍵の解除が出来そうな道具や材料をいくつか用意をして行きましたが、解除につながる有効な手段がなかなか見つからず、数時間窓と格闘しました。
ただ、窓の構造は熟知していましたから、何をどうすればいいかということは分かっていましたから、その点を考えながら冷静に作業を進めました。丁度お昼になりそうという頃、突然その時がやってきました。
ロックが引っ掛かっている部分に金属棒を当てて、その上からハンマーで叩いてやった処、見事にロックが外れました。文字で書いても、皆さんはよく分からないかも知れませんが、まさに問題箇所をピンポイントで攻略した瞬間でした。
その後、ロックや開閉の関連部品を一様に交換・調整して、作業を完了しました。やはり、取付け場所の浴室は、水分や湿気が多い為金属部品の劣化が著しいことを考えると、悪くなる前に早めに交換・修理をして頂くことが望ましいと思います。
それにしても、お風呂の窓が開けられないのは、湿気がこもって大変だったでしょうね。
<関連記事>: ロックが掛かったままでなければいいのですが・・・ (2021年10月6日)
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