20年近く前に施工させて頂いたおうちの浴室水栓から、水漏れするという不具合がありました。
旧イナックス(INAX、現LIXIL)が製造したユニットバスなんですが、浴室のシャワー付き水栓には止水パッキンとしてカートリッジバルブが使われています。
このバルブは、通常の吐水とシャワーとの切替えも出来る構造になっているスグレモノです。
国産のものだと、20年もすると交換部品は在庫にないというのが普通ですが、こちらの部品は運よくまだ手に入るようです。恐らく安価で使いやすく、INAXのユニットバスに長く採用されていたんでしょうね。製品寿命の長いものであれば、その分部品の製造期間も長くなるからです。
ただ、同じ製品であっても、途中製品改良が行われているケースもありますから、製品の特定や製造時期が重要となります。ユニットバスの場合、製品のどこかにその記載があるのですが、INAXの場合は浴室ドアの室内側の上部に製造シールが張られています。
国産・輸入に係わらず、資材のどこかに製造番号が記載されたものが付いていることは多いのですが、見栄えを考えて剥がしてしまう人もいるかも知れません。
でも、そうしてしまうと、その製品がどういったものだったのかはっきりしなくなって、補修用の交換部品が調達出来ないなんてこともよくあります。こうしたものは、そのままにしておいて頂くか、文字が消えそうであれば、写メに撮って保存をしておくことがいいかも知れません。
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