愛知県常滑市で朝9時半から日が暮れるまでサッシの修理をしてきました。
輸入サッシは、カナダ キャラドン(Caradon)社製のケースメントとスライダー(引き違い窓)。
ケースメントは、装着されているオペレーター、ウィンドウヒンジ、ハンドル、ロック金物とほぼ全ての金物類を交換しました。
錆が酷く、オペレーターアームも曲がっており、相当無理して使っていたという感じですが、その原因は砂埃かも知れません。
砂ボコリがすごい場所で、サッシの枠には砂ボコリが溜まった状態になっていましたから、それが金物の動きを邪魔して窓の開閉が相当重くなっていました。
また、砂ボコリは雨が降ると水を含む為、金物類を錆びさせてしまいます。小まめな掃除を定期的にすれば、ある程度こうした状況を防いだり、劣化を遅らせたり出来るのですが、建てた工務店も掃除のことなどお客様に案内しておりません。
実は、砂ボコリは溜まって水を含むばかりか、窓枠に明けられた排水穴を塞いでしまいます。そうなると、外に雨が排出されませんから、室内側に溢れてきます。
台風などで強い雨風によって窓枠から室内に雨漏れしてきるというトラブルは、ほぼ掃除不足が原因と考えられます。
写真は、引き違いサッシの可動建具側に装着されているプラスチック製の固定ラッチ。20年もすると紫外線によって、粉を吹くくらい劣化してきます。
こうした部品は、建具の両サイドの上端辺りに付いているのですが、これが機能しなくなると建具が窓枠から外れてきて危険です。
今回こうした部品や戸車も全て交換しましたが、新築時のようにスムースに動くようになって、あまりの違いに奥様もビックリでした。
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