札幌のお客様からスウェーデン トラリッドフォンスター(Traryd Fonster、トラリッドフェンスターと呼ぶ場合もある)社製の回転窓(オーニングタイプ)の鍵の部品が破損したのか、サッシが開閉出来ないという相談を頂きました。
最近、スウェーデン製のサッシの問い合わせが続いていますが、やはりそういった案件が連続するタイミングがあるのでしょうか。
2004年に新築されたおうちのようですが、この窓を輸入していた販売代理店も撤退してしまったらしく、日本では取り扱いをしている会社がないとのことでした。
ご案内頂いた状況からすると、金物に内蔵されていると思われるギアが欠損していて、それが引っ掛かってロックハンドルが動かなくなったのではないかと思います。(写真は、開閉出来る他の窓を参考として撮影頂いたのだと思います)
実際には遠い現地を見に行って調査を行った訳ではありませんから、確実なことは外してみないと分かりませんが、おおよそそれに近いトラブルが原因ではないかと思います。
ただ、私の予想も外れることがありますから、ロックに関係する全ての金物を調達して、それを全て交換するというやり方の方がベターな気がします。だって、適当に予想したものだけを輸入して、取付けてみたら違ってたではお客様に迷惑が掛かりますからね。
もう少しお客様から詳しい情報を頂いて、これならスウェーデンの現地の人でも分かるだろうという状態にしてから、調達の問い合わせをしてみたいと思います。
それにしても、こういうトラブルの方が他にも何人かいらっしゃるということらしいので、やはり不具合が発生する原因があるはずです。
北米の輸入サッシでも、ロックの破損は金物にゴミやホコリが付着して動きが悪いまま使い続けたり、建具が歪んだ状態で窓を閉めたりすることで正常な位置でロックがされなかったということが多いです。
これを修正する為にロック以外の部分もチェックして、それをメンテナンスしてやることをしなければ、将来また同じ問題が発生するかも知れませんよ。
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