室内の壁を、私たちはクロス貼りに代えて塗装壁であるドライウォールにしているんだけど、それに使う塗料もカナダから輸入している。
水性アクリル100%の高級塗料「パラペイント」がそれだ。
無公害だから、安全でにおいも殆どしないんだけど、全くの水性だから、0度くらいで凍ってしまう。3回凍結と解凍を繰り返すと、アクリル塗料はゼリー状に固まってしまうのだ。国産の水性アクリル塗料には、揮発性の有機溶剤も含まれているので、氷点下になっても凍らない。
それがどうした?って言われそうだけど、実はこれが大きな問題なのだ。
冬場、カナダや経路になるベーリング海は、氷点下の世界になる。ということは、11月くらいまでにカナダから出荷されないと冬場の凍結リスクが高くなる。丁度、ギリギリのタイミングで出荷してもらったんだけど、トロントからバンクーバーまでの列車が止まって一週間くらい足止めされた。
そして、到着後、塗料の中身を確認したら、写真のようにフルーチェのようなプリンのような固体が塗料に混じったようになってしまった。
いや~、やられました。前にも一度そういうことがあって、気を付けていたんだけど、またやってしまいました。自然の摂理には、逆らえませんねぇ。
だからといって、有機溶剤のような有害なものが入った塗料に変えるつもりもありません。在庫のリスクもありますが、面倒を覚悟でこうした資材を使うには訳があります。
安全性と美しさ。これを両立させるのがドライウォールであり、PARAなのです。
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