ドアラッチを隠しても仕方がない

ドアラッチを隠しても仕方がない

空き巣や泥棒に玄関から入られるというおうちは、意外に多く存在します。

窓からだと開口部が狭く入りづらいですし、掃出しサッシからでは目立ってしまうからかも知れません。

2階のベランダからの侵入も多いと言われていますが、やはり登っている状態は人目が気になり、死角にならない状況ではやりづらいと思います。

そういった点で、玄関は門の奥にあったり、壁などで囲われた独立空間だったりしますから、道路から見づらかったりするかも知れません。玄関ドアの防犯対策を考える場合、やはり一番重要なのは鍵の周囲の防犯強化でしょう。

まずは、鍵を掛けた時に出てくるデッドロックバー。これがカンヌキの役目を果たし、ドアとドア枠とがガッチリ外れないようにしてくれます。

ただ、ご覧のようにドアとドア枠との間には、隙間が空いているものですから、この隙間に金ノコを差し込んでデッドロックバーを切断してしまうという泥棒もいます。

それを防ぐ為に、この隙間を隠す硬いステンレス製の「ガードプレート」を装着することが最も効果的だと思います。私たちが輸入住宅用に調達しているものは、金属の厚みが3.4mmもありますから、大きなバールで壊そうとしても短時間で破壊することは不可能です。

そして、ピッキングを防止する為に、キーシリンダーを通常のものからディンプルキーのシリンダーに交換するのも効果的です。

マイナスドライバーを鍵穴に突っ込んで、穴を破壊するといった犯罪にも対応しますから、この2つの対策でほぼ玄関ドアからの侵入を諦めるかも知れませんね(更なる対策は、こうした対策をしたデッドロックをもう1つ追加してダブルロックにする方法です。勿論、もっといろいろ対策はありますが、それは当社まで直接ご相談下さい)

因みに、ドアを開け閉めするドアラッチも隠さなくてはいけないと勘違いをしている人がいるようですが、普通のラッチにはロック機能はありませんので、ガードプレートの装着の有無に係らずハンドルレバーを下げればドアは開いてしまいます。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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