ノルディスカヒュースで建てられた四日市の北欧系輸入住宅で、木製サッシのガラスパテを打ち直しています。
20年以上前に施工されたスウェーデン製の木製サッシは、ペアガラスではなく、2重サッシという形で断熱を取っています。
ガラス自体はシングルガラスで、木製の建具枠にガラスパテでガラスを固定していますが、古い防水パテが劣化して打ち直しを必要としています。
ガラスパテは、スウェーデンから専用品を輸入して、柔軟性もあって塗装も可というものを使います。そうした材料を塗布する前に、古いガラスパテを撤去している様子がこの写真。
パテがひび割れして、所々塗装の剥がれやパテの脱落が起こっています。またパテは硬化していますから、パテというより石の固まりといってもいいかも知れません。
カッターナイフやヘラを使う方法もあるでしょうが、それだとガラスを割ってしまう恐れが大きいように思います。国産のサッシに使われるガラスは、3~3.5mmのものが多いですが、恐らくこのサッシは2mm以下のような気がします。
非常に繊細で美しいガラスですが、割ってしまっては元も子もありません。スウェーデンから専用工具も調達した上で慎重にパテの剥がしを行っていますが、結構スムースに作業は進んでいきます。
次回は、パテの打ち直しの状況をお見せしますね。何しろ、スウェーデン製のパテと道具でこの作業を行えるビルダーは、全国でもホームメイドくらいしかないでしょうからね。
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