北海道のお客様から外壁材の劣化についてご相談を頂きました。
写真で分かるように、3枚おきにサイディングの下端がボロボロになってきています。
こういうサイディングをラップ(鎧張り)サイディングと呼びますが、実はこのサイディングは3つで1つのパネルになっているものなのだそうです。
1枚1枚張っていくと手間が掛かるという理由で、3枚をパネル化してその分の手間が省けると考えたのでしょうね。つまり、このパネルサイディングの一番下端の部分が劣化してしまったということになります。
材質はコンクリートだそうですから、塗装さえしっかりやっていれば問題ないようには思いますが、もしかしたら塗り替えの時期が遅くなったのかも知れません。
コンクリートは元々透水性がありますから、塗装をしていない状態や塗装が剥がれた状態では、雨が素材に染み込んでしまいます。
水を含んだ状態で、急に寒くなって凍結してしまうと、水が氷に変化してコンクリートの中で膨張します。特にサイディングの下端には水が溜まりやすい状況になりますから、問題が発生しやすいのかも知れません。
こういうサイディングの場合、サイディング同士の重ねは少ないですから、少しボロボロになっただけでも下地が見えてしまうかも知れませんから、もしそうなったら外壁材の交換が必要かも知れませんね。
皆さんのおうちでも、外壁材の塗装の劣化は命取りになりかねませんから、10年程度で塗り直しをされることをお勧めします。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。