ドアクローザーは、取付けが重要

ドアクローザーは、取付けが重要

愛知県江南市のお客様からヤマハの木製ドアの塗り直しのご相談を頂いた際、ドアクローザーも調整して欲しいというお話も頂きました。

状況を把握する為に、写真をいくつか送って欲しいという依頼をさせて頂き、この写真をお送り頂きました。

少し映りが悪いですが、ドアクローザーの長いアームが相当斜めに取り付けてあるのが分かりますね。

これは、ドアクローザーの本体の取付け位置が下過ぎるのか、ドア枠側のブラケットの選択を誤ったのか、本体とブラケットとが離れ過ぎていることが原因です。

アームは多少斜めになったくらいでも取付け出来るように、ある程度フレキシブルなものとなっていますが、これだけ大きく斜めになっていると、アームの両端に掛かるストレスも相当なものだと思います。

お客様曰く、月に1回程度ビスを締め直すことをやっているらしいのですが、それ程頻繁に調整が必要というのはあり得ないことです。

取付けしたのが大工さんなのか、お客様自身なのか、それは私共では分かりませんが、これを調整作業だけで直すことは出来ません。

適正な形状をしたブラケットが付属した新しいドアクローザーを用意して、適正な位置に付け替えることが必要です。(尚、ストレスで傷んだ古いドアクローザーを使うことは、寿命を考えるとお勧め出来ません)

ただ、もしかしたら取り替える際に、本体の取付けビスの穴の位置が変わってしまい、明けてある穴が露出してしまうかも知れません。

玄関ドアの塗装の際に、こうした穴の補修をすることが出来ますが、今回室内側は全塗装しませんから、多少跡が残ってしまうことを予めご諒解頂く必要があります。

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