こちらは、先日破損調査に伺ったイーグル(Eagle)社のダブルハング。
ペアガラスの外側のガラスにヒビが入っているのですが、外装の塗り替えをした際に誤って割ってしまったのか、熱割れによって自然に割れたのか、定かではありません。
何れにしても、元の形に復旧しなければなりませんので、方法を検討している最中です。
方法としては3つあるのですが、第一は建具からガラスを外してガラスのみを交換する方法。通常アルミクラッドの木製サッシの場合、建具からガラスを外すということが出来ないものが殆どですが、こちらはアルミカバーを外せる可能性があり、やれるかどうかはトライしてみないと分かりません。
次は、メーカーに依頼して古い仕様で新しい建具を製造してもらう方法です。ただ、イーグルは既に他社に買収されており、当時の仕様通りに製作することが可能かどうかを慎重にやりとりする必要があります。
最後は、他の窓メーカーのリプレースメント・サッシ・キットを使って、イーグルの窓枠内に他社の建具を入れ込むという方法です。この場合、他社の交換キットがイーグルの窓枠に適合するように出来るかどうかが問題となります。調査の際に必要な採寸を行ってきましたが、イーグルは少し特殊な形状をしているので可能かどうかはやりとり次第です。
このうち何れの方法でやるかについては、それぞれの選択肢の可能性を確認して、費用と成功確率・難易度や期間等で考えることとなります。ただ、最低2つくらいはやれる目途を付けておかないと、万一1つがダメという時に次がなくなってしまいますから、判断は材料が揃ってからになると思います。
まあ、それでも3つのうちのどれかで修理は出来るはずですから、現状悲観的には考えてはおりませんが、海外メーカーとのやりとりにはそれなりの時間は必要です。
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