昨日、岡崎市にある輸入住宅で、勝手口用の輸入ドアの修理に伺ってきました。
外部用にも拘らず、ドアには木製の枠材が使われており、雨が当たって枠の下端から徐々に腐ってきたということでした。
お客様自身でも何度か塗装やコーキングを入れて直そうと試みたようですが、どうしてもダメで私たちにご依頼を頂くこととなりました。
写真は、ドア本体を一旦撤去して、周囲のドア枠や飾りの外部モールディング、室内側の木製ケーシングを外した様子です。幸い外壁からの雨漏れはなかったようで、ドア枠やモールディングの下端以外はご覧のようにきれいな状態となっていました。
この後、樹脂製の枠材等を装着して、ブチルで出来た防水テープを周囲に張り、隙間等の弱点となりそうな部分にはコーキングを入れて納めました。ドアヒンジの位置出しやドアラッチ等のストライクの取付けといったことをやりつつ既存のドアを再び吊り込んで完了。
しかしながら、実はこれで終わりという訳ではありません。このドアの最大の弱点は、屋根がないことなんです。つまり、外壁に当たった雨水が下へ落ちてきて、ドア枠やドアに全て伝ってきます。そういうことが原因で、ドアやドア枠が錆びたり腐ったりしてくるのです。
このおうちは、ドアのすぐ横まで屋根の返しが来ていましたが、ドア上までを覆うほどではありませんでした。そこで、幅1.1m x 奥行き0.6mのヒサシを後付けで取り付けました。
これで、横殴りの雨以外は、勝手口ドアに雨が当たることはなくなるはずですから、傷む心配も少なくなるはずです。ただ、ドアの塗装や防水については、定期的にメンテナンスすることを忘れないで下さいね。
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