月曜に埼玉県桶川市のおうちに伺って、ハード(Hurd)社の掃出しサッシのロック金物を交換してきました。
以前記事に書かせて頂きましたが、このロック金物はラッチを出し入れする為のロックレバーを差し込む穴が、標準的な斜め45度のタイプではなく、90度の角度で明いています。
メーカーから供給された金物は45度のタイプだったものですから、先回その際現場で装着が出来ず、引き返してきたという苦い経験がありました。
今回は、メーカーから供給は出来ないとの回答がありましたので、直接部品メーカーから適合する部品を調達して、再度交換に伺いました。
当然ながら、今回はちゃんとロック金物の交換が出来て、写真のようにきれいに納まっています。その後、ドア自体の傾き調整とラッチの位置調整を行って、正しくロックが掛かるようになりました。
恐らくロック金物が壊れたのは、こうした様々なディメンションのずれでロックを掛ける際に金物にストレスが掛かった為だと思われます。
多くの業者さんの場合、壊れた金物を交換してそれで終わりだと思いますが、それではまた破損してしまいます。破損した原因を考えて、その根本原因を直してこそ正しい修理が完了します。
遠く桶川まで2回出掛けた訳ですが、余分な時間と費用が掛かって損をしたと考えるのではなく、また更なる経験(ノウハウ)を積むことが出来たとポジティブに捉えるべきかも知れません。
そうそう、以前にお話ししましたが、このドアハンドルは既に廃番ですから、大切に使って下さいね。交換は可能ですがデザインや納まりが変わりますよ。
<関連記事>: メーカーも間違えます (2020年10月11日)
<関連記事>: このハンドルは、手に入りません (2020年12月15日)
<関連記事>: 交換部品があるかなぁ? (2022年2月12日)
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。