これが壊れると結構大変です

これが壊れると結構大変です

沖縄のお客様からキャラドン(Caradon、CWD)社のダブルハングの不具合についてご相談を頂きました。

ダブルハングサッシの両サイドには、サイドジャムと呼ばれる樹脂製のレール部材が付いているのですが、そこに割れが入ってきてしまったというものでした。

写真のように割れてしまうと、恐らく下窓を上げ下げする際に引っ掛かってきて、建具の可動がスムースに行かなくなっているのではないかと思います。

取り敢えず、このくらいなら使えるだろうとは考えていらっしゃると思いますが、この割れが酷くなると建具の固定が不安定になったり、上げ下げに支障をきたしたりする恐れがありますから、放置するのは危険です。

ただ、キャラドンというメーカーは、既に存在していませんし、そこを吸収合併したプライジェム(Ply-Gem)というサッシメーカーもアフターサービスは基本してはくれません。

サッシメーカーが存続している状況であれば、ジャムだけを交換部材として取り寄せることも可能ですが、今回はそうは行きません。

違うサッシメーカーのものを装着するというのは、建具の形状がメーカーによって違うので不可能ですから、シエラ・パシフィック社のアップグレード・キットを使って、ジャムと建具とを一緒に交換する以外に方法はありません。

また、この場合窓枠そのものはそのまま使いますから、その窓枠に入るように詳細寸法を調査・計測する必要があります。でも、それが出来るのは日本でもホームメイドだけだと思いますので、沖縄に名古屋から出張しない限り修理・メンテナンスは難しいというのが現実です。

ただ、それを行うと見栄えは変わらず、窓の開け閉めも新築時と同じように出来ますから、お金を掛けてやるだけの価値はあるはずです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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