アンダーセン(Andersen)の販売代理店から、名古屋のお客様でドアパネルを交換して欲しいという相談があったので、私共で対応してもらえないかとのご依頼を頂きました。
昔からそこから輸入部材の購入をさせて頂いておりましたし、アンダーセンのサッシの修理はお手のものですから、快く引き受けさせて頂きました。
そのお客様からいくつかサッシの写真を頂きましたが、引き違いの掃出しサッシを2つつなぎ合わせて中央の2枚のドアを左右に開く感じの大きな4枚ドアでした。
幅は3mを大きく超え、高さも通常の2mのものを少し高くした特別サイズの引き分けフレンチドアでした。ドアパネルの交換をしたいということですから、恐らく雨がパネルに侵入して木製ドアを腐らせてしまったことが原因だと思われます。
適切なメンテナンスを行っていれば、こんなことになる前に対処出来たのかも知れませんが、一旦腐ってしまったら元に戻すことは出来ません。当時でも滅多に出ない特注サイズの高級品ですから、このドアを交換するにはそれなりの費用が掛かります。
ただでさえ、4枚引き分けの大きな掃出しサッシは値段がべらぼうに高いのに、更にサイズが特殊となると通常の倍近い費用が掛かってしまいます。
勿論、私たちは屋外側のガラスに防水処理を自分たちでもやりますし、無塗装の室内側の木部もティンバーケアで防水塗装を行った上で、交換作業を行います。
そういった点では、他のリフォーム会社と比べて材料も手間も拘った仕事になりますから、修理費用も高くなるのは当たり前です。でも、将来同じ不具合が起るかもという不安を感じなくてもいいのであれば、私たちの仕事は反ってお値打ちなものとなるはずです。
だって、このくらい大開口の窓となると、絶対マグサ(サッシ上で建物重量が窓に掛からないように支える構造材)は下がってきていますから、ドア枠を持ち上げてやるかドア自体を加工して高さを少し縮めてやらないとドアは窓枠内に入りません。
そんな手間の掛かる作業が必要なんて、普通のサッシ屋さんやリフォーム屋さんでは思ってもいませんし、現場で修整するのはまず不可能だと思います。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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