高さ2mくらいの輸入の玄関ドアなら、ドアヒンジが3枚装着されています。
輸入のドアは頑丈に作られていますから、木製でもグラスファイバー製でもスチール製でも相当な重さがありますので、それを支えるヒンジ(蝶番)も肉厚なステンレスやスチールで出来ています。
ただ、毎日頻繁に開閉する玄関では、蝶番同士の摩擦が大きく、合わせ目が徐々に摩耗してしまうのは仕方ありません。
ですから、ドアヒンジの寿命は、おおよそ10~15年程度。それ以上使い続けると、ドア下が敷居に擦ってきたり鍵がうまく穴の中に入らなくなったりします。そうなるとドア自体の破損やロックの不具合につながりますから、早めに交換・調整することが大切です。
そういう問題を出来るだけ先送り出来るように、私たちは蝶番の合わせ目に太いベアリング・ワッシャーを挿入したドアヒンジを調達しています。これが入ったヒンジだと、蝶番の摩耗が減りますし、摩耗した黒い金属粉も出なくなります。
勿論、摩耗を完全に止めることは出来ませんから、ある程度使ったら交換はしなければならないのですが、15年くらいではビクともしません。
普通のドアヒンジに比べれば、価格は高いものとなりますが、これを交換する期間が長くなれば、その分作業に係る人件費も抑えることが可能ですし、トラブルも少なくなるのですから、いいものを使う方が反って得だと思います。
皆さんのおうちの玄関ドアや勝手口ドアを確認して、ヒンジの摩耗が進んでいるようなら、交換しておくと安心ですよ。
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