普通の窓の結露なら、室内側

普通の窓の結露なら、室内側

今週金曜に滋賀県大津市のお客様の処に伺って、輸入サッシのペアガラスの交換調査を行います。

サッシ・メーカーははっきりしませんが、樹脂製の窓枠の樹脂サッシです。

ペアガラスの内部に雨や湿気が入り込んでしまい、中でガラスを曇らせているので交換したいというのがご希望でした。

通常寒くなってくると、石油ストーブの暖房を付けたり加湿器で室内の水分量を調節したりします。そういう時、外が寒く、室内が暖かくて湿った環境になりますから、室内側のガラスの手に触れる部分で結露を起します。

でも、内部結露はペアガラスの中ですから、通常の冬の結露とは原因が異なります。内部結露は、雨や夏場の湿気った外気がガラスと建具枠との隙間から入り込み、それが気密を保たれているはずのペアガラスの中に何らかの原因で入り込んでしまったことで起こります。

接着剤でガラスをくっつけて中に水分が入らないように作ってあるペアガラスですが、接着部分の劣化等によってピンホールのような隙間が生じてしまうのは仕方のないことです。

そういう場合は、ペアガラスの交換をするだけでなく、防水テープや防水コーキング等で屋外側からの雨や湿気の侵入を防ぐ複数の工夫が大切です。単純にペアガラスを交換しただけという施工は、素人同然ですから将来同じトラブルに見舞われるかも知れませんよ。

<関連記事>: 大津で輸入ペアガラス交換 (2021年1月18日)

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