先日、厚みが薄いガラス押えの記事を書かせて頂きましたが、そのガラス押えが装着されていたサッシの建具が、こちらです。
幅が1.2mもあろうかという大きなダブルハング・サッシの建具(障子)の下窓ですが、これだけ大きいだけでも建具が撓んでしまうリスクがあります。
特に軽くて柔らかく強度が少し劣る樹脂製フレームのサッシであれば、尚更です。
また、写真をよく見ると、下枠に取り付けてあるガラス押えが、中央部分で大きく欠損しています。そして、上枠のガラス押えは更に酷くて、端から端まで全くガラス押えがない状態です。
こうなると、ペアガラスには雨が入りやすくなりますし、ガラスが枠に固定出来ず、グラグラ動いてしまいます。そういう点では、いつガラスが脱落してもおかしくありません。
ガラス押えを軽く見ている人もいるかも知れませんが、ここにトラブルが生じるとサッシとしての体をなしませんから、注意が必要です。
<関連記事>: この厚さのものは、なかなか手に入りません (2020年9月10日)
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