現在、雨漏れリフォームを行っている愛知県大治町の輸入住宅。
昨日、屋根の防水工事が完了しましたが、同時に台風の風に対する対策も実施しました。
通常の瓦材は、防災瓦と比べて風で飛ばされるリスクが大きいと言えます。
それは、瓦を固定する釘が瓦の重なっている部分だけにしかないからです。
まあ、防水の観点からすれば、瓦が覆い被さって見えなくなった部分に釘がある方がいいですからね。
でも、それだと釘が瓦の上端にあるだけですから、見えている部分が何も固定がされていないので、下からの風で煽られてしまいます。そこで、瓦材の防風強度を上げる為に、瓦にドリルで小さな穴を明けてそこにパッキン付きのビスを取り付けます。
勿論、全部の瓦にそういった施工をするといいのですが、今回は風で煽られやすい軒先の一列にそういったビスを入れました。ただ、よく見るとビスが瓦一列全部ではなく、1つ置きに入れられています。
それは、瓦同士が重なり合っている為、1つ置きに留めておけば、ビスのない瓦も隣の瓦で固定されてしまうという理由からです。
ビスのパッキン材は、瓦が煽られた際に固いビスが瓦を傷つけたり、割れを促進したりしないようにするのと、ビス穴から雨水が侵入しにくいようにする為です。また、隠れている部分には防水コーキングを入れて、万一にも備えています。
今回は、元々屋根の雨漏れを修理するのが目的でしたが、それに加えて台風・突風対策をやっておけば、更に安心感が増しますよね。(因みに、この工事はサービスで見積には入っていません。金額が安けりゃ施工にも影響しますし、こうした気遣いも出来ませんよね?)
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