台風9号の暴風圏が沖縄に掛かりそうな状況で、ここ名古屋でも何某か風が少し吹いてきているような気がします。
さて、今回岐阜県大垣市のお客様から、トイレの輸入サッシのガラスが割れたので、修理がしたいというご相談を頂きました。
このサッシは、マーヴィン(Marvin)製のオーニング・サッシで、建具の下側が外にせり出してくる形式の窓です。
トイレということもあって、透明なペアガラスの室内側には目隠し用のフィルムが張ってありました。本来ペアガラスは、熱割れを防止する観点からフィルムを張ることはお勧め出来ないので、型ガラスが入ったものをメーカーに依頼して作ってもらうのが普通です。
今回割れたのは外側のガラスですから、内側にフィルムが張ってあっても飛散防止にはならないのですが、トイレから割れたガラスがはっきり見えないというのは、精神衛生上少しいいかも知れません。
割れた部分はピンポイントで小さいのですが、それでもそこから雨や湿気がペアガラス内に侵入します。そうなるとどんどんガラスが曇ったり、苔のような緑色のものは覆ってきたりしますから、早めに建具を交換すべきかも知れません。
マーヴィンのサッシは基本ガラスのみの交換が出来ませんから、建具をメーカーに依頼して作ってもらわなければなりませんが、昨今のコロナの影響からか、納期が4~5ヶ月も掛かるようになりました。ですから、すぐに何とかして欲しいとなっても、それに十分お応えすることは難しいのです。
これからの台風シーズンを前にして輸入サッシが問題を抱えていると、雨風が室内に侵入したり、風でガラスが割れたりする危険性もありますから、修理や養生・メンテナンスをしておいて損はありません。あと、加入している火災保険で保障が利くかも、念の為確認しておいた方がいいかも知れませんよ。
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