何年か前にミルガード(Milgard)社製シングルハング・サッシのバランサーを交換させて頂いた輸入住宅があるのですが、バランサーが建具から飛び出してきて、窓の開け閉めが出来なくなったというご相談がありました。
そのサッシ建具(障子)の両サイドに隠れるように装着されているはずのチャネルバランサーの頭が、ご覧のように見えるではありませんか。
通常、ここを覗き込めばちょっとだけ見えるものなんですが、ここまで見えることはありません。
建具を窓枠から外して、バランサーの状態を見ましたが、交換して然程時間が経っていませんから、特に問題はありません。
ただ、バランサーを建具の脇に抑え込んでおくトップガイドと呼ばれるプラスチック製の部品が欠損してなくなっていました。
この部品がないと、バランサーは建具に引っ掛かりませんから、飛び出してしまうのは当たり前で、当然開閉も出来なくなります。
バランサーを交換した際は、まだ問題なかったパーツでしたが、西日のせいかこの数年のうちに劣化が進んでしまったようです。
ミルガードのトップガイドは、今は手に入りませんが、代替となるものがいくつかありますから、そうした部品を装着したいと思います。
ですから、チャネルバランサーをお使いの皆さんは、バランサーだけでなく、ガイド部品も交換が必要かどうかチェックしてみて下さいね。
<関連記事>: チャネルバランサー交換時には一緒に交換 (2019年7月4日)
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