今年の春に、竣工した建物です。外観は左右対称のシンメトリー。典型的なジョージアン・スタイルの様式が美しい。外壁は、厚さ90mm、幅260mmの大きなレンガを下から1個1個積み上げてあります。その数、11,500個。勿論、施工したのは、本場カナダのレンガ積み職人ですので窓廻りの美しさやアーチに積む技術は、圧巻です。
90mmの厚さがある為、夏は太陽の熱や光をはね返し、冬は蓄熱層として、家全体を包んでくれます。貼りもののレンガタイルと違って、はがれることはありませんし、100年以上の耐久性を誇ります。
屋根は、フランス産天然スレート(粘板岩)を使用。フランスの世界遺産、モン・サン・ミッシェル修道院と同じ屋根材ですので、やはり耐久年数は120年以上。日本のコンクリート屋根材のように10年で再塗装したり、瓦のように20年で葺き替えする必要もありません。軒の下には、ディンプル・モールディングを配して可愛らしいイメージを演出しています。
建物に向かって右にある煙突は、マントルピース型の薪式暖炉のものです。冬は、暖炉の火を見ながらゆっくり本を読んだり、奥様と一緒にお酒を飲まれるのもいいかも知れませんね。
ここでは、外観しかお見せ出来ませんが、内装は本場アメリカの職人によるドライウォール(北米式塗り壁)やデザインアップされた輸入照明器具で、住まいの豊かさを演出していることは言うまでもありません。また、自然素材の内装材は物事の本質を語ってくれる、そんな建物です。
作品紹介: 大人のブリティッシュトラッド ~B邸~
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