長久手市の輸入住宅にお住まいのお客様から、マーヴィン(Marvin)の輸入サッシについてメンテナンスの相談を頂きました。
ダブルハングサッシの上窓(アッパーサッシュ)の下枠が腐って、屋外のアルミカバーごと脱落してしまったとのことでした。
その為、今は上窓を下から支えるつっかえ棒で何とか窓を閉じている状態で、それがなければ上窓が自然と下がってきてしまうようです。
当然、上窓の下枠に取り付けられているロック受けの金物も機能しない状況でしょうから、鍵が掛けられない心配な感じではありますが、幸いこの窓は2階の高い位置にある為、泥棒も手が出せないようです。
ご覧の通り、ペアガラスの中は水が入って全く外が見えない状況です。これは、窓が雨に強く当たる外壁面(南面又は東面)にあることと、軒の屋根が全くないような設計・施工がなされたことが、大きな原因です。
勿論、建築後のメンテナンスとして、サッシ本体の防水施工をやってこなかったという後天的なミスも重なりました。(サッシと外壁とのつなぎ目を防水コーキングすることは一般的ですが、サッシそのものを防水するという発想は、塗装屋さんやリフォーム屋さんにはありません)
これ以外のサッシでも、殆どの上窓のガラスが曇っているそうですからこの不具合は相当深刻ですし、下窓についても不具合が顕在化していないだけで、同様のトラブルを抱えている可能性が高いと思います。
何れにしても、この長雨で更に雨水が入り込んできているでしょうし、これから台風シーズンに突入する時期ですから、お客様も相当心配になっていらっしゃることでしょう。
ただ、輸入サッシの交換建具は、入荷に3~4ヶ月掛かりますから、その間は我慢して頂く以外方法はありません。(コロナの影響で物流や製造が遅れていますから、今は更に掛かります)
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