重量のあるドアには、頑丈な戸車?

重量のあるドアには、頑丈な戸車?

先回、幅が2.4mもあるローウェン(Loewen)のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の開閉が重いという記事を書きました。

100kg近いドアを支える戸車を新しいものに交換するんですが、その戸車がこの写真です。

本体はステンレスで出来ていますから非常に丈夫ですが、肝心のローラー部分はナイロンで出来ています。

普通の人は、スチールで出来たものが耐久性があっていいんじゃないかと思うかも知れませんが、ドアやレールに対して優しく対応してくれるのはナイロンのような素材なのです。

勿論、あまり重過ぎるとローラーが潰れてしまうかも知れませんが、ローラーが2つ付いた戸車をドア下に2個取り付けますから、支えるローラーは全部で4個になります。

メーカーによっては、戸車のローラーをスチールのものにするものもあるようですが、金属レールが変形したり割れたりするリスクがあったようで、錆も出ない樹脂製のものに採用し直す掃出しサッシも多くなりました。

何でも丈夫な方がいいという考えは、弱い部分を傷めるというリスクを考えていないとも言えます。柔道でも「柔よく剛を制す」という言葉があります。柔軟性があるものは、意外と強いかも知れませんよ。

<関連記事>: このドアだと、3~4人は必要です (2020年8月23日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: デザイン   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。