昨日は、静岡県浜松市でハード(Hurd)のダブルハングの割れたガラスを交換する作業をしてきました。
おうちは2003年に建てられたそうで、築17年目ということでそろそろメンテナンスの時期になってきたかという感じでしょうか。
このダブルハングは、アルミクラッドの木製サッシには珍しく、ガラスが割れても建具ごと交換するのではなく、ペアガラスのみを外して交換出来るという経済的なサッシです。
メーカーから取り寄せたペアガラスを現場に持ち込み、慎重にガラスの木製押し縁を外して交換を行いました。ただ、防水用にガラスの周囲に入れてあるコーキング材がべったり付いているので、これを剥がして建具枠からガラスを分離するのが本当に大変でした。
まあ、そうは言っても時間と労力を掛ければ何とかなるもので、無事交換を終えてガラスの周囲に再度コーキングを入れて作業を完了しました。
その際、ガラスが割れた下窓(ボトムサッシュ)だけでなく、上窓(アッパーサッシュ)のガラスの周囲も防水処理しておこうと思い、窓枠から建具を外したのですが、写真のように建具の下枠が黒く腐っていました。
もう中まで木が腐っていましたから、これを修理するには建具を交換する以外に方法はありません。幸い建具をバランサーに装着する為のピボットバーは、側枠の方にビス留めされていた為、建具の固定や開閉をする分には問題はありません。
それでも、これを放置すれば、そのうち下枠のアルミも脱落してくるでしょうから、近々建具を交換する必要はあるでしょう。
今、上窓の建具のみの交換が可能かや、新しい仕様・デザインに変更された上下の建具とサイドジャムの交換となるのかといったことをメーカーに確認している処です。
お客様でもう少し細かく確認をして頂いていれば、ガラス交換と一緒に建具の調達が出来たかも知れないので、少しもったいない気がしました。
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