ミルガード製のケースメントサッシ修理

ミルガード製のケースメントサッシ修理

ミルガード製と思われるケースメントサッシのオペレーター交換

岡崎市で中古の輸入住宅のサッシ・メンテナンスをやってきました。

こちらは、近々分譲販売されるとのことですが、その前に大きな不具合を直しておきたいということで、私たちが呼ばれました。

数ヶ月前に状況調査に伺った際は、今回修理した処以外にもいろいろ直すべき箇所がありましたが、予算や費用対効果の関係からか、修理するのはケースメントサッシ2ヶ所だけということになりました。

窓メーカーは不明とのことでしたが、いろいろな窓のデザインを見ていくと恐らくサッシはミルガード(Milgard)製であろうということが分かりました。

今回の不具合は、2ヶ所共オペレーターと呼ばれる開閉金物のギアが空回りして、開けることは出来ても閉めることが出来ないというものでした。金物に砂やゴミが付着していると、ウィンドウヒンジがレールの上をスムースに走らなくなります。特に建具の下側がそうなります。

そういう状況のまま、何とか窓を閉めようと無理にハンドルを回していると、ギアに無理な力が掛かって、ギアが摩耗してしまったり、ギアの噛み合わせが外れてきてしまったりします。そうなると、オペレーターが空回りを始めてしまうという訳です。

こういう場合、修理・調整作業をする為には、オペレーター自体を新しいものに交換するのは当たり前ですが、ウィンドウヒンジやサッシの周囲をきれいに掃除してやる必要があります。

また、無理に操作した影響で、ビス留め自体も緩んできているでしょうから、ハンドドライバーを使って丁寧に締め付けていきます。

よく大工さんなんかは電動のインパクトドライバーを使うのですが、柔らかい樹脂製のサッシに使うのは厳禁です。それは、あまりに力が強すぎてビス穴を舐めてしまう恐れがあるからです。

勿論、せっかくですから、それ以外の窓の周囲もメンテナンスをしてやって写真のように気持ちよく窓が開閉・ロックするようになりました。

不具合の主なものはオペレーターなんですが、単純にそれだけ交換してもまた同じような不具合が発生しますから、ちゃんとサッシ全体を調整してやることを忘れずに・・・。

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