アンダーセン(Andersen)社製の大きめのオーニング・サッシが、腐ってきたというご相談を頂きました。
オーニング・サッシは、ハンドルを回すと下側から外に開いていくという窓ですが、写真のように建具の木製下枠が朽ちてきている状況です。
やはり、今回も建具枠とペアガラスとが接する部分から、雨が枠内に侵入してきたように思いますが、殆どのお客様は腐れが酷くなるまで気付くことはありません。
木枠の中から腐ってくる状況ですから、それが目に見える状態になるくらいには中が空洞になるくらい酷くなっていますが、窓を毎日開ける人でない限り分からないのが当然です。
それは、施工した建築業者自体が窓のメンテナンスや点検について全く知識がないという点からも、お客様に責任を負わせる訳にはいきません。
ただ、お客様側にも窓の手入れを一切していないということがあれば、一定の責めはあるかも知れません。年に一度くらいは、窓ガラスを拭いたり、隙間に溜まったゴミや砂を掃除したりするくらいはやるべきです。
それにしても、オーニング・サッシは、こうした木の腐れやペアガラスの曇り・内部結露のトラブルは比較的多いように思います。下側の窓が開いていくという性格上、どうしても建具の枠とガラスとの間に雨が溜まりやすいのかも知れません。
新築時は勿論ですが、築10年後くらいにはガラスの周囲の防水処理と木部の防水塗装を心掛けて欲しいものです。そうすれば、サッシの雨漏れによるトラブルは、相当減ると思います。
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