昨日、神戸のお客様のところに、入荷したドア金物を取付けに出張修理へお伺いしました。
写真は、スウェーデンのミュレシェフェンスター(Myresjö Fönster)社製フレンチドアのマルチロック金物。
随分苦労してスウェーデンから取り寄せた部材でしたから、コロナの影響も顧みず、はるばる愛知県から持参していきました。
そして、ドアから古い金物を外して、新しいものを取り付けようとしたのですが、うまくドアに組み付けることが出来ません。
何故かドアハンドルを取り付けるべき位置と新しいハンドル穴の位置とがずれています。傷んだ古い金物と新しい金物を並べてみたのですが、ハンドル穴の寸法が10mm丁度ずれていました。
以前、こちらにドアロックが掛からないように金物を調整しに来た際に、金物の採寸調査も行ったのですが、その時実寸法に相違があったようです。
当然、このままではドアに金物は取付け出来ませんから、ドアを加工するか、金物を調達し直すか、何れかしか方法はありません。
ドアを加工するということは、ハンドル穴の位置を変えることになります。そうすれば金物を再調達する必要はありません。でも、それは費用負担を抑えることにメリットはありますが、ドアを傷付けることに他なりません。
家づくりにとってどちらがいいか、それは冷静な目を持っている人間なら分かるはずです。私たちは潔く金物を再度調達し直すことを決めました。
ただ、スウェーデンからの再調達にはお金だけでなく、時間も掛かります。お金は私たちが、時間はお客様にもご負担頂くことになりますが、今後長くお使い頂けるようにする為には、これが最善な方法だと思います。
いや~、また神戸まで出張修理に行かなければなりませんが、意地でもきれいに納めてみせますよ。
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