この処、立て続けに輸入サッシのペアガラスが割れたという相談がやってきています。
今回は、ハード(Hurd)社製のダブルハングサッシですが、ご覧のように下側の建具のガラスが破損しています。
この部屋の窓は、屋根裏の3階部分になっていますから、石が当たって割れてしまうということは考えにくい場所となります。
ペアガラスの外側が割れているということであれば、バードストライクか熱割れ現象かも知れません。内側のガラスであれば、何かものが当たったかやはり熱割れかも知れませんし、目隠しフィルムが張ってあるようならガラスの伸縮ストレスかも知れません。
何れにしても、温度変化が大きい季節の変わり目は、窓ガラスに取って難しい時期なんでしょう。
ハードのダブルハングについては、古いタイプのサッシは製造を終了していますが、新しいサッシの建具を古い窓枠に装着するというアップグレード・キットが調達出来ます。
今回の場合、サッシの新旧によって多少アプローチは変わりますが、外壁から窓枠ごと外さなければならないといったような大ごとにはなりません。
そういった意味では、交換後の窓からの雨漏れリスクもありませんし、費用もその分お値打ちに抑えることが可能です。アップグレード・キットは、ハードの窓用に用意されていますが、形状的に近い他社製ダブルハングにも適用することが可能です。
もし他社製のアルミクラッド・サッシをお使いの方で、ダブルハングの建具やガラス交換を希望されている人は、もしかするとこのキットが使えるかも知れませんよ。そうすれば、サッシは新築時の美しさを取り戻すことが出来るのです。
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