網戸製作の必需品

網戸製作の必需品

輸入網戸専用ドリル

こちらの写真は、古いローウェン(Loewen)の網戸に付いている網戸固定用のスクリーンピンと、今回輸入したドリルヘッド。

輸入サッシに付いている網戸は、国産の網戸とは大きさや形状が全く違いますから、日本のサッシ屋さんでは作ることが出来ません。

そこで、サッシメーカーに依頼して交換用の網戸を作ってもらうのですが、メーカーによってはアフターメンテナンスの一部を中止してしまったり、メーカー自体がなくなってしまったりして新しい輸入網戸が手に入らなくなってしまうこともよくあります。

そんな時、私たち ホームメイドは、網戸のパーツを個別に輸入してサイズや形状に合わせて作り直すということも行っています。一から全く同じように作る訳ですが、部材も特殊ですし、それを組上げる為の道具も特殊です。

写真のドリルを見て頂くと分かりますが、ドリルの先の1cm程度の直径が細くなっています。つまり、ドリルが段違いになっているという形状です。

これは、網戸ピンをアルミのフレームに挿入する為の穴を明けるのに使うのですが、ピンのつまみ側のシャフトは細く、サッシに引っ掛かる方のシャフトは太くなっています。よって、網戸のフレームに明ける穴も、つまみ側は小さく、外側は大きくなっていないとスクリーンピンは装着出来ません。

太さの違う2種類のドリルを使って穴明けすればいいことですが、いちいちドリルヘッドを交換したり電動ドリルを2つ用意したりするのは結構面倒です。特に、家1軒分の網戸を新しく作り直すとなると、その手間や時間は結構大きなものとなってきます。

また、2回穴明けした際に穴の位置が微妙にずれて、うまくシャフトが挿入出来ないとか、動きが悪いとかの問題が発生するかも知れません。でも、これなら一度に大きな穴と小さな穴が明けられて、穴の中心もずれることはないのです。

インチ単位で正確に作られた専用ドリルですから、他の用途には全く使うことが出来ませんが、網戸ピンの取付けだけには相当の威力を発揮してくれます。

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