こちらの写真は、古いロト・アームギアのオペレーター。
輸入ケースメント・サッシ用の開閉金物で、樹脂サッシに使われるのが一般的です。
ロトアームという名前の通り、建具(障子)に連結するアームが、1つしかありません。
アルミクラッド木製サッシなどの重い建具を操作する場合は、デュアルアームのものを使うのが普通ですが、小さくて軽い樹脂サッシの場合は、こうした単純な金物が使われます。
ただ、樹脂サッシの中には少々大きめのものもあるのですが、写真のロトアームを装着してあるのです。サッシが新品の時はそれでも問題ないのですが、サッシの周囲に砂やゴミ、油汚れのようなものが付着してくると、金物が固くなって操作がしづらくなるものです。
そうなると、開閉の為のギアが消耗して歯車が噛み合わなくなる不具合が発生します。それが、更に重い建具に装着されているとなると、金物に余分な力が掛かって劣化のスピードは早くなります。
輸入サッシはどんなサッシでも軽く操作出来るように作られていますから、万一操作が重くなったり、固くなったりしたら、無理に操作することを止めて掃除や潤滑剤を塗布することをして下さい。
そういうメンテナンスをしてもよくならないようなら、私たちのような専門家に相談して、修理・調整をするように心掛けて頂きたいものです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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