こちらの写真は、ヴァイスロイ(Viceroy)社のダブル・ケースメント(2連の左右開き)に装着されていたオペレーター(開閉金物)を拡大した様子です。
普通隣り合っているケースメントサッシであれば、開き勝手の違いこそあれ、同じ仕様のオペレーターが装着されているはずです。
でも、先日外装のリフォーム工事をさせて頂いたお客様の窓では、ご覧のようにアームの大きさや形状が微妙に違うものが付いていました。
何故これが分かったかというと、サッシの片方が閉め切る直前で固くなって止まってしまい、ハンドルをそれ以上回せない状態になっていたからでした。
当初、私は建具や窓枠が歪んだりして、窓枠内にうまく建具が入り込まない状況になっている為、そこで引っ掛かってサッシを閉められないのだろうと考えました。
ところが、お客様曰く窓枠に建具は全く当たっていないとのメールがあり、そこでオペレーターのアームを建具から外してどこまでオペレーターが可動するかなどをチェックしてもらいました。
そうしたら、お客様からご覧のように微妙にアームの形状が違うものが装着されていたという写真を頂きました。新築からこの状態で使い続けていたということにも驚きましたが、出荷前検査もしないでこれでよくメーカーは出してきたものだとビックリしました。
取り敢えず、お客様はオペレーターの取付けビスを左右で違うものを使うなどして、建具の引き込み具合を調整して頂き、閉まるようになったそうです。最悪オペレーターの交換も考えましたが、それはこのオペレーターが将来破損した際にでも行うこととしました。
こんな変なこともあるんですね。でも、気付いてよかったです。因みに、このサッシのメーカーはありませんから、部品メーカーからの調達となります。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。