先日、建具枠が腐ったウェンコ(Wenco)のダブルハングについて、詳細寸法を測りに行ったという記事を書かせて頂きましたが、今回はサミット(Summit)社のダブルハングサッシです。
建具の下に僅かに部品の一部が覗いている感じでバランサーは見えなければならないのですが、ご覧のように窓枠の溝の中にバランサー・シューが完全に見えてしまっています。
こういう場合、バランサー・シューに何らかの不具合があって、うまく溝の中を走らなくなってしまっている状態です。
ですから、建具は重くて上げられなくなりますし、無理に上げても建具が下へ落ちてきてしまうといった状況となります。先日寸法チェックへ伺ったおうちでも、そういう状況がいくつか見受けられました。
また、サミットのサッシに入っているバランサー・シューとウェンコのサッシのバランサー・シューは形状からして同じものが入っているようです。
サミットとウェンコは、兄弟会社とでも言うべき窓メーカーでしたから、仕様部材も共通のものが多いという気がします。バランサー・シューは、何とか調達ルートを見付けたのですが、これに接続するスプリング部品がなかなか見付かりません。
現状、スプリングはまだ使える状態だと思うので、交換する必要はないかも知れませんが、将来的には交換が必要となる時期が来るでしょうから、バネ部品も調達ルートを見付けておきたい処です。
特に網入りガラスで重くなった建具が装着されている場合などは、バネが弱ってくるのも早いでしょうから、その点では早々に交換すべきかも知れません。それにしても、こんな小さな部品まで調達しようというのですから、ほんとマニアックな私です。
<関連記事>: ウェンコ(Wenco)のダブルハングも交換出来る (2019年10月20日)
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