台風被害の輸入サッシ

台風被害の輸入サッシ

台風15号で破損したインシュレート社製樹脂サッシ

こちらの写真は、台風15号で破損したインシュレート(Insulate)社製樹脂サッシ。(もしかしたら、サーティンティード製かも・・?)

ハーフサークルのラウンドトップが付いた片引きの引き違い窓ですが、ご覧の通り台風の風でペアガラスが破損しています。

今回の台風19号は雨台風だった為か、これ以上の被害はなかったようですが、未だに修復が出来ていない状況です。

こちらのおうちは千葉県にあるのですが、近くに輸入住宅を触れるビルダーさんがいないということで、私共にご相談を頂きました。

当初は、ガラスを採寸してこの輸入サッシに納まるペアガラスを製作・入れ替えをするだけと考えていましたが、よく見るとガラスの周囲の樹脂枠も破損しています。

樹脂枠にはガラスを固定する為の戸当りのような役目がありますから、この破損でその役割が果たせなくなっていないかが問題となります。

また、こうした機能を持った窓枠の裏側には、ガラスを外したり挿入したりする為に取り外し可能なガラス押えと呼ばれる固定部材が取り付けられているはずですが、それも破損したり、どこかに飛んでいって紛失してしまっていないかが不明です。

お客様からこうした写真をいくつかお送り頂いているのですが、2階の高い位置にあるサッシであるのと割れた部分には既に防水用のビニールシートが張ってある為に、お客様では重要な部分の写真を撮ることが出来ないようです。

お客様は最悪サッシ全体を外壁から外して交換することも考えているようですが、そうなるとサッシの周囲の外壁や室内側の壁も触る必要が出てきますから、工事としても相当大きなこととなってしまいます。

大工さんやペンキ屋さん、左官屋さん、サイディング屋さんといった職人を一緒に連れていくというのは、名古屋からではちょっと無理がある気もしますから、現地で信頼出来る業者さんにお願いすることも考えなければなりません。

そういった点では、ガラスとその周囲の部材の交換だけで済ませることが一番ですが、それらを装着出来る状態なのかやそういった部材を調達することが出来るかなど、1つ1つ課題をクリアしていかなければなりません。

ちょっと手間は掛かると思いますが、一度現地調査をさせて頂いて現在の状態をチェックすることが、まずやるべき私の仕事のようですね。

でも、今回の台風で被害を受けた輸入住宅は、相当あるでしょうから、今後こうした難題のご相談が増えるかも知れません。

私たちは全力で復旧のお手伝いをさせて頂くつもりですが、小さな名古屋の輸入住宅ビルダーでは手が足りない状況となるかも知れません。

今後、毎年こうした猛烈な台風や豪雨、竜巻や洪水、地震や津波といった自然災害が何度も襲ってくるでしょうから、日本はどうなってしまうのか心配でなりません。

<関連記事>: ようやくお届け出来ます (2019年12月5日)

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