こちらの写真は、今日現地調査を行ったペラ(Pella)社製フレンチドア。
片側のドアの下端には、ガムテープのようなものが張られています。
こちらのドアは、雨漏れを起し室内側も木部が腐ってきている状態です。
こうしたサッシの雨漏れや木部の腐りの原因は、いつも記事に書かせて頂いているように、外装アルミカバーのつなぎ目やガラスの周囲から雨水が侵入したことです。
近づいてよく見てみると、そういった部分には隙間が空いているのが皆さんでも分かるはずです。
こういう不具合は、目に見える表面から起きるのではなく、ドアの内部から徐々に腐ってきますから、その発見は遅れがちになりますし、発見した時には既に腐りが進行した状況となります。
今回の状況からすると、不具合のあるドア自体を交換する以外にありません。腐っているドアの下枠だけを交換するといった方法もありますが、構造的に雨漏れしやすい性質が変わることはありませんから、改善が図られた新しいドアに取り換えた方が後々安心出来ると思います。
ただ、ペラのサッシは高級ですから、サッシとして購入する時も値が張るのですが、交換用の部材を調達する時は更に価格が高くなるのです。こればかりは、メーカーの価格設定に拠りますので、末端の我々では何とも仕様がありません。
そんな状況ですから、修理をしないでそのままにしておくという人もいるんですが、人のように自然に直ることはありません。
放置すればするだけ、費用は更に高くなるだけです。覚悟を決めてすぐにメンテナンスすることこそ、皆さんが取るべき正しい対処方法です。
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