子供が大きくなったからと、カギをいくつか作っておきたいと思っても、輸入の玄関ドアのカギは鍵屋さんで取り扱っていないことが多いかも知れません。
古い輸入住宅に取り付けられているドアハンドルで多いのは、タイタン(Titan)というロゴのあるロックです。
今はタイタンという製品はなくなってしまったのですが、今でもちゃんと合鍵を作ることは可能です。
実は、タイタンというブランドは、クイックセット(Kwikset)社の昔のシリーズであり、合鍵を作る為のブランクキー(鍵の山が加工されていないベース・キー)の在庫を私たちは持っています。
現在のクイックセットは、数字の「5」が刻印された5ピン対応のカギが使われていますが、古いクイックセットやタイタンでは「6」が刻印された6ピン対応のものとなります。
デッドロックに内蔵されているキー・シリンダーには、鍵山を読み取る為の小さなピストンが仕込まれているのですが、そのピストンが6つあるということで「6」の刻印がされているのです。
国産のカギのキー・シリンダーは、一般的に4つ。タイタンが6つですから、空き巣が鍵山を読み取ってロックを解除するのは、国産のものより難しくなります。
今のクイックセットが5つですので、防犯上は少し劣っているようにも思いますが、スマート・キーという新たな仕掛けを設けていますから、それはそれでいいのかも知れません。(スマート・キーの詳細については、以前書かせて頂いた記事をご覧下さい)
6ピン用と5ピン用のブランクキーは、シリンダー内のピストンの数に応じて長さが若干違います。ですから、似たように見えて互換性はありませんから、タイタンのロック用に今のクイックセットのブランクキーを使うことは出来ません。
合鍵を作りたいという皆さんは、自分のキーがどういったものかをしっかり確認して、それに適合するブランクキーを手に入れるようにして下さいね。
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