他社にまで塗料を供給するというのは、大変なこと

他社にまで塗料を供給するというのは、大変なこと

写真は、全て塗料の缶。それも一部でしかありません。

カナダからホームメイドが輸入しているパラペイントは、1種類ではありません。外部用・内装用、上塗り用・下塗り用、壁及び天井用、ドア及び内装枠用、キッチン及び浴室洗面用、超低VOCタイプ、ゼロVOCタイプの他に、それぞれの塗料でパステル色ベース、中間色ベース、中濃色ベース、濃色ベースという色に応じた区分けが存在します。

ですから、私たちの倉庫は、いつも塗料の缶が山積みの状態なのです。常に準備していないと、住宅メーカーや一般のお客様からの突然の注文には応えられないのです。また、春先の異動時期には、東京 南青山にあるカナダ大使館から大量のペイント・オーダーが入りますから、その準備も必要なのです。

これを地方の一中小ビルダーがやるのって、相当ハードルが高いと思います。と言うか、そんなことをやっている建築屋は、日本には存在しないんじゃないでしょうか。それも、自社で調色機や顔料、シェーカー(缶を振って顔料を攪拌させる機械)まで持っているんですから。

私たちは、Para Paintsを自社だけで独占するつもりはありません。

ドライウォールという北米の健康で美しい塗り壁のデザインを広く日本に普及させなければいけないと考えています。また、ビニールクロスの上からParaで塗装して、簡単にリフォームを実現するという方法も提案しています。そういう私たちの使命感が、こうした面倒な在庫や設備を自社で持つことを可能としています。

12月には、ベーリング海が凍結し始めます。中身が凍ってしまうと変質して使えなくなる水性アクリルペイントは、来春までに必要となる分を11月までに名古屋港へ到着させなければいけません。ですから、冬の倉庫は、塗料の山がもっとたくさんになるんです。

私たちが苦労した分、ドライウォールの家に住む方の笑顔がたくさんになるはずです。

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