昨日に引き続き、アンダーセン(Andersen)のダブルハングのメンテナンスの様子をご案内します。
不具合のあるバランサーを交換する際、建具(障子)を窓から外します。
お住まいの皆さんでは、まず建具を外すなんてことは殆どやったことがないと思いますが、長年風雨に曝され輸入サッシの建具の多くは傷んだり防水処理が劣化したりしています。
この機会を利用して、ペアガラスの周囲の防水や建具の塗装の劣化についてもメンテナンスを行います。
アンダーセンのダブルハングの外部は、木製の建具フレームの上に塗装をして仕上げるという仕様になっています。(ですから、アンダーセンのダブルハングはアルミクラッド・サッシではありません)
また、木製の建具枠にペアガラスを装着していますが、装着する為の樹脂製のガラス押えの隙間から雨が木部へ侵入するといったトラブルも多く発生しています。
ですから、木枠同士のつなぎ目やガラス押えの隙間、ペアガラスの周囲をコーキング等で全て防水処理します。勿論、その前に建具の外装木部をパラペイントのティンバーケアを使って、念入りに防水塗装を施します。(以前キシラデコールやノンロット、シッケンズなどの防水塗料も使いましたが、すぐに効果が薄れ役目を果たしてくれませんでした)
こうしてやることで、15~20年以上経ったアンダーセンのサッシももう15年は雨による腐食や劣化に耐えることが出来るようになります。
こうやってバランサーを交換出来る人も少ないですが、窓の防水施工を一緒に出来るという人は、国内では殆どいないかも知れませんね。
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