こちらの写真は、ウェインダルトン(Wayne Dalton)社製ガレージドア・モーターのiDrive Pro。
通常のガレージ・オープナーの場合は、トーション・バーから離れた位置に設置するものなんですが、このiDrive Proはバーに直接セットする形で取り付けられています。
そういう点では、見た目もすっきりしていてスマートなんですが、内蔵されたギアに不具合があるのかモーターが空回りしてドアが上がりません。
このオープナーは、トルクマスター(Torque Master)と呼ばれるシリーズのものに取り付けられているのですが、重いドアを引き上げる為のバネ(トーションスプリング)がチューブの中に内蔵されている為見えません。
オープナー同様トーションスプリングもすっきりした見た目でスマートなんですが、バネが劣化して切れても分かりづらい為に不具合に気付かないケースも多いのです。(最近、ちょっと変だなとは思っているはずですが・・・)
そうなると、本来ドアを前後に移動させるだけの簡単な役目しかないオープナーに、重いドアを上げたり下げたりする役目を要求することになりますから、モーターやギアの部分に大きな負荷が掛かります。
恐らくそういったことで、このオープナーも不具合を起してしまったのだろうと思います。
不具合のあるオープナーを交換しなければなりませんが、この製品は現在国内では手に入りませんし、チューブスプリングも特殊です。(尚、ウェインダルトンを国内で販売している業者はありません)
ですから、私たちはこういうケースでは、通常のトーションスプリングとドライブ・レールの付いた電動オープナーへ変更・交換することをお勧めしています。
そうすれば、将来何かあった時でも調達がしやすくなりますし、時間や費用もセーブ出来るはずです。まあ、見た目のすっきりさはなくなるかも知れませんが、オーソドックスなものの方が長く使う上では安心感があるのではないでしょうか。
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