こちらは、ローウェン(Loewen)社のフレンチドア(開き戸)。
横浜のお客様からはるばる名古屋の私たちに、ドアの鍵を解除して欲しいというご依頼を頂きました。
半年間、住宅会社やリフォーム屋さん、サッシ屋さんなど6社くらいにお願いしてドアのカギの解除を試みてきたそうですが、どこも手に負えずサジを投げた輸入サッシでした。
ローウェンのフレンチドアだけでなく、様々な輸入窓メーカーのドアや掃出しサッシのロックを解除してきた私たちですから、ある程度勝算があってこのご依頼を受けたのですが、不具合は現場によって様々違います。
ですから、お客様には私たちが今までこうした鍵を解除してきた実績のお話をした上で、状況によってはロックを破壊しなければ開けられないかも知れないということや最悪鍵を開けられないこともあるというリスクを了解頂いてお邪魔しました。
勿論、出張費を含めてお金を頂く訳ですから、その覚悟と準備をした上でお伺いすることは当たり前です。
現場に到着して、ドアのロックの状況を確認するだけでなく、ドアの周囲の状況も確認して、何故こうなったのかを推測します。修理をする人の多くは、鍵を解除するとなると鍵だけのことしか考えません。
でも、それは間違いなんです。鍵が外れない状況は、他の何かに原因があってそこを正常に戻してあげなければ根本的な解決をすることは出来ないのです。
だから、鍵とは全く関係がないと思われる部分が悪くなったのが原因ということは、よくあることです。だから、深謀遠慮が大切なんですね。
私たちしか持っていない特殊な道具や今までの経験やドア構造についての知識など、あらゆることを総動員して無事ロックを解除することが出来ました。
後日、原因となっている不具合部品を交換することをお約束して、取り敢えずドアが使えるくらいに調整・修理を行って完了です。
それにしても、名古屋から横浜は遠いですねぇ。でも、これを出来る人は、日本でも限られていると思いますから、仕方ないですね。ではまた、数ヶ月後に部品を揃えてお伺いします。
皆さんも、おうちのことで何か変だと感じたら、早めに専門家に相談して下さい。そうすれば、大ごとにならずに済むかも知れませんよ。
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